広場というよりは、ちょっとしたテラスのような印象の、こじんまりとした噴水広場。
ラクシの町の中でも、普段ここを訪れる人は少ないでしょう。
ここは、ラクシの地図でいうと北側、神官ラルガルが立っている中央の制御装置?みたいなものの向こう側にあります。
町の機能としては、ラクシのクリーチャー強化学者の居る場所ですね。
ラクシの町って、空中都市のくせにあちこちに桜が咲いてたりするのですが、とくにこの広場の慎ましやかな噴水と、それを挟む2本のサクラがなかなかよい風情を出しているように思います。
噴水のかたわらには、水がめを背負った乙女の像。
背後の空は、もう町の外、つまり空中ですね。
まさに空を見渡すテラスです。
古代ギリシアの大理石オーダー風の列柱は、ところどころが遺跡のように欠けながらも、全体としての形を保って空中に浮いています。
おそらく、ラクシの町全体を浮かせている力が、細かいパーツひとつひとつに作用しているということなのでしょう。
ラピュタの飛行石みたいなものでしょうか?
この場所の落ち着きを好む人は密かにいるようで、わたしの友人の某シャマさんも、ここがたそがれの定位置になっていたとか。
まあ、いわゆる人の行き交う場所からかなり離れているので、ちょっと寂しい雰囲気もあるんですよね。
だがそれがいいのかも。